WinZipは2種類の暗号化を提供します:強力な暗号化のAES、従来の暗号化 Zip 2.0。
データに重要なセキュリティ要求があるなら、WinZipのAES暗号化をお勧めします。AES(Advanced Encryption Standard)は、米国政府の国立標準技術研究所(NIST)が主催する3年間のコンペティションの結果として誕生しました。Rijndaelとしても知られるこの暗号化方式は、NISTによって連邦情報処理標準として採用されました。
もし FIPS 140-2 compliant の暗号化が必要であれば、WinZip Enterpriseライセンスをご検討ください。 |
WinZipは2つの異なる強度のAES暗号化をサポートします: 128ビットAESと256ビットAES。これらの数字は、データを暗号化するために使用される暗号化キーのサイズを参照しています。256ビットAESは128ビットAESより強力ですが、どちらも標準的なZip 2.0方式よりはるかに高いセキュリティを提供できます。256-bit AESより128-bit AESの方が若干高速です。ただ、何千ものファイルを暗号化しながら追加していくようなZipファイルを作成しない限り、気にするほどの違いはありません。
データのセキュリティは、暗号化方式の強さだけでなく、パスワードの長さや構成など、パスワードの強さにも左右されます。セキュリティはまた、パスワードが権限のない第三者に漏れないようにするための対策にも重要です。
AES暗号化されたファイルを保存するためにWinZipによって使用されるZipファイルフォーマット拡張子には、WinZip 9.0以降が必要です。WinZipのAESフォーマット拡張子の完全な技術仕様はWinZipのWebサイトで公開されているので、他のZipファイルユーティリティはこのZipファイルフォーマット拡張子のサポートを追加することができます。言い換えれば、WinZipのAES暗号化は他のいくつかのZipファイルユーティリティでサポートされています(すべてではありません)。
従来の暗号化 Zip 2.0フォーマットは、他のほとんどすべての Zip ファイルユーティリティでサポートされています。Zip 2.0 暗号化で Zip ファイルをパスワードで保護することは、パスワードを知らないカジュアルなユーザがファイルの中身を見ようとすることを防ぐ手段になります。しかし、Zip 2.0 暗号化フォーマットは比較的弱いことが知られており、パスワード復旧ツールにアクセスできる人からの保護は期待できません。
Note:Zip 2.0 暗号化によるデータセキュリティを過信しないようご注意ください。
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